2008年01月05日

日韓元旦比べ

韓国から

 新年を海外の赴任先で迎える日本人にとって、日本の元旦は懐かしくなるもの。門松で玄関を飾り、初詣でに神社へ出掛ける伝統的な正月の風景が、しみじみと思い出されたりする。

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 韓国の場合は、旧暦の正月(今年は二月七日)の方が重要視され、年明けが実に呆気(あっけ)ないため、余計にそう感じる。

 家族がお茶の間に集って紅白歌合戦を見る……というパターンが日本で減っているようだが、それでも年末年始は独特な雰囲気が醸し出される。子供のころ、大晦日(おおみそか)になると時計を見ながら「今年もあと何時間しかない」と時間がたつのを惜しんだ記憶があるが、韓国の子供たちは塾通いで忙しく、そんな感傷に浸る余裕もなさそうだ。

 韓国でも年賀状を出す習慣はある。日本の年賀葉書とは違い、韓国は封筒に入ったカード型。手元にも何通かの年賀状があるが、いずれも表紙の装飾が派手で立派なものばかりだ。ただ、日本のように元旦に合わせて配達されることはなく、だいたい年末のうちに届いてしまう。いかにも韓国らしいアバウトさだ。

 会社や役所は十二月三十一日まで仕事をし、一月一日だけ休んで二日からまた通常業務となるため、「仕事納め」「仕事始め」といったけじめもない。どことなく締まりがないと感じてしまう在韓日本人も多いのではないだろうか。

 元旦の風景の違いもさることながら、韓国の年齢は「数え」で、新年を迎えると無条件に一つ歳を取る。このため新年から誕生日を迎えるまでの期間は満年齢プラス二歳。「それでなくても歳を重ねたくない中年に入ったのに」と思う記者は、今年も年齢は日本式に準じることにしている。

(U)

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sekai_no_1 at 08:21│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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