2008年01月10日

騒がしい年越し

フィリピンから

 フィリピンの年越しはにぎやかで最初は新鮮だが、慣れてくると日本人にはやはり騒がし過ぎる。

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 マニラ首都圏のあちこちでは、派手なカウントダウン・イベントが開催され大いに盛り上がる。金融の中心地マカティ市でも、毎年テレビ局と共催して芸能人が出演する華やかなイベントが行われる。人々はビールを片手に盛大な打ち上げ花火を見上げながら新年を迎えた。

 しかし新年といってもクリスマス気分がまだ抜け切っておらず、街にはツリーやサンタの飾りがそのまま残っている。こちらのクリスマスは新年六日まで続くのだ。門松のような新年を象徴する飾り付けもないから、日本人はますます正月気分になれない。

 一般家庭では、新年を迎えるに当たり金運を呼ぶため硬貨をイメージした丸いフルーツを食卓に飾ったり、悪霊を追い出すための爆竹を鳴らしたりと、中国の風習が色濃いのも特徴だ。

 特に爆竹に対するフィリピン人のこだわりは強く、警察の摘発を尻目に強力な火薬を使用した違法爆竹が横行する。その結果、元旦に悪霊と一緒に指を吹き飛ばすやからで病院の救急治療室は大忙しとなる。いい大人がけがをするのは自業自得だが、近くにいた子供が負傷したりと、毎年のように気の毒な話が絶えない。

 指の切断や縫合などで、てんてこ舞いの病院の様子を映し出すテレビのニュースも、ある意味この季節の風物詩なのだが、手のひらが真っ二つに裂けた映像を新年早々流すのは勘弁してほしい。

 保健省の発表によれば、今年は八百六十六人が正月のお祭り騒ぎで負傷した。この国で静かな年越しは、この先も期待できそうにない。

(F)

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sekai_no_1 at 09:31│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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