2008年01月17日

凶弾に倒れたNFL選手

米国から

 銃犯罪が後を絶たない米国。昨年も三十二人の犠牲者を出したバージニア工科大学銃乱射事件をはじめ、さまざまな悲劇が起きた。

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 記者にとって最も衝撃的だったのは、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)、ワシントン・レッドスキンズのショーン・テイラー選手が殺害された事件だった。ちょっとしたことだが、テイラー選手とは個人的な思い出があったからだ。

 テイラー選手が惨劇に見舞われたのは、シーズン真っ最中の昨年十一月。マイアミの自宅に侵入した強盗犯と格闘になり、太ももを銃撃されてしまった。緊急手術を受けたが、出血多量で翌朝死亡。二十四歳の若さだった。

 生前、テイラー選手は、「相手が失神してしまうのでは」と思うほどの強烈なタックルで多くのファンを魅了した。一方で、相手選手につばを吐きかけて退場になるなど、素行の悪さも目立つ選手だった。

 二年前の夏、レッドスキンズの練習を見に行った。練習終了後、ほとんどの選手がすぐにクラブハウスに帰ってしまう中、大粒の汗を流しながらファンサービスに応じていたのが、テイラー選手だった。記者もポスターを差し出したところ、快くサインをしてくれた。

 「問題児だけど、根はいいやつなのかも」。会話を交わす時間はなかったが、不器用な手つきで懸命にサインをするテイラー選手の姿を見ながら、純粋にそう思った。その時のサインは額縁に入れ、今も部屋に飾ってある。

 生きていたら、リーグを代表する選手に飛躍することが期待されていただけに残念でならない。米国から銃犯罪を根絶することは不可能だろう。だが、新年に当たり、銃の惨劇で悲しむ人が一人でも減ることを願うばかりだ。

(J)

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