2008年01月18日

喪服都市

タイから

 クーデター後、事実上の亡命生活を英国などで強いられていたタクシン前首相夫人のポジャマン氏が先週、香港からタイに帰国した。おしゃれなポジャマン氏としては珍しく、着衣は黒だ。土地の不正取得疑惑を掛けられ、これから裁判席に立つポジャマン氏だが、「黒」に掛けたブラックジョークというわけではない。

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 これはプミポン国王の姉のカラヤニ王女が年初、死去したことを受け弔意を示したものだ。

 タイ政府はカラヤニ王女の喪に服すため、国民に黒服の着用を呼び掛けている。プミポン国王就任六十周年をお祝いして昨年、町中は国王のシンボルカラーである黄色のシャツを着た国民であふれた。今年は年初から一転し、黒が町中を制覇している。護国寺であるエメラルド寺院の前には、訪れる訪問者に喪服を貸す貸衣装屋が繁盛している。また地上波テレビ局の多くは、しばらくカラヤニ王女の特別番組を放送。その時のロゴの色を黒に変える局もあった。

 さらに昨年末に総選挙を終え、これから新政権樹立に向け連立しようと動いている各政党も、喪に服すため表立った動きをピタリと止めた。

 コンサートやスポーツイベントの延期や中止が相次いでもいる。今月中旬に予定されていた男子プロゴルフのアジアと欧州の団体対抗戦「ザ・ロイヤル・トロフィー」も延期となった。

 一方、財務局からはガラヤニ王女の追悼記念コインが発行される。金、銀、銅製が発行され、価格はそれぞれ一万二千バーツ、五百バーツ、五十バーツの予定だ。

 王室の不幸を心から悼み、悲しみの喪に服す人もあれば、算盤(そろばん)を弾く人もいる。どこでもある風景だが、タイでは圧倒的に前者の方が多い。

(T)


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sekai_no_1 at 09:23│Comments(1)TrackBack(0)アジア 

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この記事へのコメント

1. Posted by ようじ   2008年01月18日 23:17
こんにちは。
おじゃましました。
またよらせてください。

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