2008年01月22日

ムハンマドの妻アイシャ

オーストリアから

 オーストリア南部シュタイアーマルク州の州都グラーツ市で、野党の極右政党「自由党」のヴィンター女史が「イスラム教の教祖ムハンマドは幼女冒涜(ぼうとく)者だ」と述べ、イスラム教祖をあからさまに批判した。それに対し、国際テロ組織「アルカイダ」の欧州代表から報復を示唆する脅迫メールが送られてきた。

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 今月十三日の自由党集会でヴィンター女史は「イスラム教移住者の急増でわれわれはイスラム化の危機にある」と主張した直後、「五十歳の教祖ムハンマドは六歳の幼女と結婚したが、これは現代社会では幼児冒涜に当たる行為だ」と、イスラム教祖を犯罪者扱いにしたのだ。

 オーストリア国内は現在、同女史の発言の是非で大騒ぎ中だ。そこでヴィンター女史の発言をイスラム教徒がどのように受け止めているか、イスラム教徒の友人に聞いてみた。エジプト出身の友人は「ムハンマドが妻アイシャと婚約したのは彼女が十一歳の時であり、結婚したのは彼女が十七歳の時だった」という。

 ただ、イスラム教関連の文献を見ると、ヴィンター女史が言ったように、アイシャが六歳で婚約、九歳で結婚したという説も実際、ある。イラク出身の友人は「アイシャの婚約、結婚年齢について、イスラム教学者の中で意見が分かれているのが現実だ。だから、今回の問題ではイスラム側にも問題がある」と冷静に受け止めている。

 ムハンマドには十人以上の妻がいたというが、「ムハンマドの場合、夫を失った女性を救済する目的で結婚した場合も少なくなかった」(エジプト出身の友人)という。ユダヤ王ソロモンには数え切れないほどの女性が侍(はべ)っていたという話は有名だ。一つの事実も、時代やその伝統、風習を理解せずに受け取った場合、誤解が生じやすいものだ。

(O)

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sekai_no_1 at 08:34│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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