2008年01月24日

充実する娯楽施設

フィリピンから

 このところマニラ首都圏では、近代的なアミューズメント(娯楽)施設が相次いでオープンし家族連れでにぎわっている。

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 数年前まで、気軽に行ける所といえば、あまりパッとしない公営の動物園や子供博物館などしかなかった。やはり厳しい財政事情のせいか施設が古く、動物園の檻(おり)に空きが目立つなど、一度行けば飽きてしまうような代物だった。

 しかしここ最近、状況が変わりつつある。首都圏では大型の商業施設が相次いでオープンし、これに併設された民間の科学博物館や動物園が活況を呈している。

 パサイ市にオープンした世界三番目の規模を誇るモール・オブ・アジアには、プラネタリウムを備えた本格的な科学博物館がお目見えした。ここではロボットの歴史や、宇宙の神秘を楽しみながら学ぶことができる。入場料は三百三十ペ  ソ(約九百円)と、こちらの感覚では破格だが、それでも中流層の家族連れや課外授業の生徒たちでにぎわっている。

 一方、パシッグ市には、こちらでは珍しい触れ合い型の動物園、「アーク・オブ・アビロン」がオープンした。その名の通りノアの箱舟をモチーフにしており、ヤギやロバ、オランウータンなどの動物に触れることができる。ここも商業施設に隣接しており、買い物のついでに寄れるのがいい。

 さらに、マニラ湾沿いには、国内初の大型海洋水族館が建設中で、今年二月のオープンを目指している。アジア有数の規模を誇るシンガポールのセントーサ島にある水族館をしのぐ規模になる見通しだという。デパートやホテルも併設される計画となっており、新たな観光スポットとして注目を集めている。

 こういう施設の増加を見る限り、この国でも徐々に中流層が増えていることを実感する。

(F)

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sekai_no_1 at 09:16│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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