2008年02月05日

恐るべき認知症

フランスから

 市役所で財務の仕事をしていたパトリックさん(56)は四年前、アルツハイマー型認知症と診断されて仕事を辞めた。今はまだ、一緒に生活する妻を認識できるが、医者には六十歳までには、妻や子供のことが思い出せなくなるかもしれないと言われ、親族は頭を抱えている。

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 こんなリポートがテレビで紹介され、フランスで六十歳以下の認知症患者が増えていることを伝えている。

 サルコジ仏大統領は南仏ニースにある認知症患者を収容している施設を訪れ、今後、政府は認知症対策の予算を大幅に増額すると約束した。いまだ有効な治療方法が見つかっていない認知症だが、家族を含め、非常な負担を強いる病だ。それも六十歳以下の認知症の増加は深刻と言わざるを得ない。

 フランスでは毎年、国の発表で約二十二万五千人が新たに認知症と診断され、二〇二〇年には認知症患者は百三十万人に達するとされている。

 そういえば、周囲にも認知症のフランス人がいる。ブルターニュの田舎町に住む七十七歳のカトリーヌさんは、七人の子供を育て、何不自由ない老後を過ごしていたが、この三、四年、認知症が進んでいる。

 幸い息子二人が車で三十分の所に住んでいるので、頻繁に実家に来て母親の相手をしているようだが、通っている病院は何もしてくれないと不満げだ。

 「老人に医療費をつぎ込んだって仕方がないと思っているのでは」と夫は愚痴をこぼしている。日本のように簡単に医療検査を受けられないフランスでは、なかなか具体的な治療が受けられない。特にカトリーヌさんのように田舎に住んでいる人はなおさらだが、政府はようやく重い腰を上げ、認知症に取り組む構えのようだ。

(A)

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この記事へのコメント
そんな無理矢理頼まれたらクリックしたくなくなる。
Posted by baka at 2008年02月05日 14:12