2008年02月15日

逆さ読み頑固者

タイから

 学生時代、新聞を逆さにして読むおじいさんのことを聞いて胸が痛んだことがある。友人の下宿に遊びに行った時、聞いた話だ。

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 その友人のおじいさんは文字が読めなかった。ただ自尊心だけは人一倍強く、汽車などに乗って出掛ける時、そのおじいさんは新聞を買って読むふりをする。

 ただ、いかんせん。おじいさんは文字が読めない。それで、新聞を開きはするが、上下が逆さでも本人は気が付かない。文字が読めるふりをして、逆に文盲であることを暴露するようなことも多かったのだ。

 さて、タイでは新聞を逆さまにして読むおじさんの話題が、ちまたでにぎわっている。ただ、このタイ人おじさんは、読むふりをしているわけではなく、本当に逆にした新聞を、下から上に向けて読む逆さ読みができる。五十歳になるカターさんは、新聞だけでなく本でも読み方は同じだ。

 カターさんは小学校しか出ていない。そして、小学校一年の時から、文字を上下逆に書いていたという。当然、両親や先生から何度も注意されたり指導されたが、カターさんは決して直そうとしなかった。それで先生や両親も、そのうち何も言わなくなった。

 大体、左利きは頑固者が多い。左利きは子供のとき、将来、不便だからと母親などから直すように働き掛けられたはずだが、ことごとく拒否し続けた人たちでもある。逆さ読みは、それ以上にしかられ指導を受けたはずだが、カターさんは指導する側がさじを投げるほどの頑固者だった。

 ただバスや汽車などで、公然と逆さ読みしていると、周囲から頭のねじが緩んでいるのではないかと見られたりする。

 カターさんは世界遺産のあるアユタヤ出身だが、逆さに読む特技の持ち主としてギネス入りする予定はまったくない。

(T)

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