2008年03月11日

大麻が席巻する欧州

オーストリアから

 国際麻薬統制委員会(INCB)は四日、ウィーンの国連で二〇〇七年年報を公表した。

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 欧州で最も流行している麻薬は引き続き大麻だ。特に、西欧は大麻樹脂の世界最大市場となっている。大麻不法栽培が発覚した国は、アルバニア、ベルギー、ブルガリア、ドイツ、オランダ、ポーランドだ。ドイツでは、二〇〇二年以来、屋内の温室で大麻を栽培するなど、その栽培方法はますます巧妙になっている。

 また、欧州はコカインの世界第二の市場だ。コカインの消費が急増している国としては、スペイン、英国、イタリアの三国が挙げられている。

 一方、欧州の闇市場に流れるヘロインの大部分はアフガニスタンから密輸入されたものだ。密輸入ルートとしては、(1)トルコからバルカン・ルートを経由して欧州に(2)「絹の道」と呼ばれる中央アジア諸国経由でロシアに(3)アフガニスタンからパキスタンに密輸入され、そこから空路と海路で欧州に――運ばれる三ルートがある。ヘロインの押収量は昨年、スペインとドイツ以外は減少傾向にある。年報によると、欧州では約三百三十万人がヘロインを乱用している。アヘンの乱用は西・中欧で前年と変わらないが、ロシアや東欧諸国で増加した。

 一方、欧州はアンフェタミン類の麻薬生産地だ。ドイツ、オランダ、英国でアンフェタミンの麻薬押収量は増加した。ロシアでは二〇〇六年、千七百カ所(そのうち百三十六カ所が化学実験所)で合成麻薬が製造されていた。MDMA(エクスタシー)の押収量は減少している。

 INCB年報を含む国連機関の年報は非常にドライで、それを読む者にあまり感動を与えないが、麻薬の乱用問題は大きな社会問題であり、その解決の道は険しい。

(O)

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sekai_no_1 at 08:39│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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