2008年03月14日

“川湯”メコン

ラオスから

 中国やタイ、ベトナムなど六カ国を流れる国際河川メコン川は、間違いなく世界一巨大な浴場だ。入浴料はないから、銭湯というわけにはいかないが、あえて言えば“川湯”と言ったところか。

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 上流域の中国雲南省北部やチベット地域では、とても水が冷たくて夏場以外、川での水浴びは無理だが、シーサンパンナ以南だと一年を通して川での水浴びが一般的だ。

 メコンはアマゾンのようにワニやピラニアはいない。せいぜい、全長三メートルほどの巨大ナマズがいる程度だ。ナマズは雑食だが、基本的に人間を襲わないから、安全性は高い。

 子供たちはタッタッタッと駆けてきてドボンと川に飛び込み、一遊びした後、体を洗う。女性たちは筒状になった水浴び用の衣を身に着け、さっさと洗う。

 ラオス南部のパクセーでメコン川を渡った。日が西に沈み掛ける午後六時すぎ、家々からは夕餉(ゆうげ)を準備する煙が上がり、一仕事を終えた人々は、家族そろってメコン川につかる。何百年と変わらない平和な景色だ。

 その時、ラオス式お風呂グッズが目に入った。火山がないインドシナでは、軽石などないから足の裏は、川原の丸い石を使って垢(あか)落としする。それにタオルに石鹸(せっけん)となるが、タオルに石鹸を付けて体をごしごしやるわけではない。直接、体に石鹸を塗り付け、手でごしごしやる。

 ラオスで変わっていたのはシャンプーだった。当地では、レモンに似たライムを丸々一個使って頭を洗う人々がいるからだ。それもシャンプー&リンスとして使える優れものだ。果汁を頭に掛けてシャンプーとして使い、周りの皮をこするとにじみ出す脂分をリンスとして使う。

 これだと捨てても土に戻るだけだし、ラオス式エコ型入浴というわけだ。

(T)

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sekai_no_1 at 09:22│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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