2008年03月20日
違反切符の統一求めスト
フィリピンから
先日、マニラ首都圏では、バスやジプニーなど公共交通機関組合による大規模なストがあり、市民生活は大きな混乱に見舞われた。
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今回のストの目的は、交通違反切符の統一を求めるものだ。日本では考えられないが、フィリピンでは各自治体ごとに違反切符の種類がバラバラという実に不便なシステムを採用している。
しかも、同じ違反でも自治体によって罰金が違っていたりと、ドライバーには大いに不評を買っている。特に首都圏のあちこちを走り回るバスやジプニーの運転手には、たまったものではないだろう。
この国では、交通違反で捕まると免許証はその場で没収となり、罰金を支払うまで返却してもらえない。つまり隣の市に出掛けて捕まったら、罰金を払いに再び出向かなければならないのだ。
そのため、何とか免許証の没収を免れようと、袖(そで)の下で済まそうとする違反者も多い。また最初からそれを期待する交通取締員も後を絶たず、この不便なシステムが腐敗の温床になっているとの指摘もある。
今回のストで組合側は、アロヨ大統領に交通違反切符を一本化する大統領令を発行させるという大きな成果を上げ、ストは半日で終息し混乱は最小限に止められた。
しかしながら、交通違反の罰金を大きな財源としている自治体も多く、反アロヨ派の市長などを中心に反対意見も依然として根強い。過去にも似たような構想が何度も出ては消えており、大統領令が出されたとはいえ統一切符が実現される見通しは不透明と言わざるを得ない。
違反切符をめぐるドライバーたちの苦労は、まだしばらく続きそうな雰囲気だ。
(F)
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しかも、同じ違反でも自治体によって罰金が違っていたりと、ドライバーには大いに不評を買っている。特に首都圏のあちこちを走り回るバスやジプニーの運転手には、たまったものではないだろう。
この国では、交通違反で捕まると免許証はその場で没収となり、罰金を支払うまで返却してもらえない。つまり隣の市に出掛けて捕まったら、罰金を払いに再び出向かなければならないのだ。
そのため、何とか免許証の没収を免れようと、袖(そで)の下で済まそうとする違反者も多い。また最初からそれを期待する交通取締員も後を絶たず、この不便なシステムが腐敗の温床になっているとの指摘もある。
今回のストで組合側は、アロヨ大統領に交通違反切符を一本化する大統領令を発行させるという大きな成果を上げ、ストは半日で終息し混乱は最小限に止められた。
しかしながら、交通違反の罰金を大きな財源としている自治体も多く、反アロヨ派の市長などを中心に反対意見も依然として根強い。過去にも似たような構想が何度も出ては消えており、大統領令が出されたとはいえ統一切符が実現される見通しは不透明と言わざるを得ない。
違反切符をめぐるドライバーたちの苦労は、まだしばらく続きそうな雰囲気だ。
(F)
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