2008年04月04日

ボクシング禁止法案

フィリピンから

 フィリピンの国民的スポーツとなっているボクシング。これを禁止する法案が提出され大きな波紋を呼んでいる。

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 この国でボクシングは、最も庶民に人気のあるスポーツといっても過言ではない。最近では、マニー・パッキャオ選手の活躍が目覚ましく、三月に米ネバダ州ラスベガスで開催された世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級タイトルマッチで勝利し、アジア人初の三階級制覇を達成し大きな話題になったばかりだ。

 このときは、多くの国民が中継を見るためにテレビにくぎ付けとなり、試合中の犯罪発生率がゼロを記録したほど。まさに国家規模のフィーバーぶりだった。

 ところが、この熱狂に水を差すかのように、ある下院議員からボクシングのように危険を伴うスポーツを禁止する法案が提出された。というのも、フィリピンでは貧困から脱出する手段として若者がボクサーを目指し、一攫(いっかく)千金を狙うことも珍しくない。若いうちから成功を目指し無理な練習を行う選手も中にはいる。議員によれば、この法案は、そういう若者たちを保護することが目的だとしている。昨年には、タイで試合を行ったフィリピン人ボクサーが試合後に頭部への傷害が原因で死亡している。

 一方、学生のスポーツ競技大会などを主催する教育省は、「若いうちからの練習なくして国際的なスポーツ選手は育たない」と反論した。さらにボクシングはオリンピック種目にもなっていると説明し、この法案に反対を表明。教育省は若い選手に対する監督を徹底することで、競技の危険を最小限に抑えられるという考えだ。

 もし、この法案が成立すれば、国内で試合が行えなくなる可能性もあり、大きな論争を巻き起こすことは間違い。

(F)

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