2008年04月05日

兵役終えてこそ一人前

韓国から

 先日、息子を兵役に就かせている韓国人の父親と会食する機会があった。ミサイルを発射したり、「軍事的措置を講じる」と脅迫したり、このところ北朝鮮の挑発行為がエスカレートしているので、どんな気持ちか尋ねてみた。

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 すると意外にも、こんな答えが返ってきた。「うん、別にどうということはない」。「心配じゃないですか」と聞き直すと、「だってミサイルの矛先は米国だから」とも。とにかくあまり気に留めていない感じだ。

 むしろ、江原道の軍事境界線に近い最前線に配置されなかったことが「残念だ」と言う。訳を聞くと、「冬場は雪が多く降るから格好の訓練になる。厳しい訓練を受けなければ一人前になれない」と答えた。

 横にいた母親が、「休暇になると実家に来たがってばかりで困る」と言うと、父親は「昔は三年だった兵役期間が今は二年もない。これではきちんと教育もできない」と、不満げだ。

 息子を軍隊に送る韓国の両親たちにとって、どうもこの期間は「一人前にさせる訓練」という認識が強いようだ。「北が攻めてきたらどうしよう……」といった恐怖感はほとんど感じられない。北と戦争するかもしれない、という感覚ではないのだ。

 確かに韓国でも近年、フニャフニャしている若者を数多く見掛ける。兵役に就きたてのころは、毎晩のようにオンマ(母さん)恋しさに泣く者も少なくないという。日本のように学校で運動部が活発ではないことも一因かもしれない。

 韓国の男は、兵役を終えてこそ初めて「一人前」と見なされるのである。

(U)

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