2008年04月08日

EU国籍のマイノリティーが増加

英国から

 スリランカ人のラビさん一家は一年ほど前にドイツからロンドンへ引っ越してきた。

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 ラビさんはドイツに十年間ほど住んでおり、ドイツ国籍を持っているという。三十代半ばくらいから、恐らく最初は難民としてドイツに受け入れられたのだろう。現在は、スリランカ人の奥さんと小学校に入る前ぐらいの女の子二人がいる。

 奥さんは英語で日常会話ができるが、ラビさん本人は片言程度だ。英語ができないからまともな就職口は難しく、時々頼まれて白タク運転手をしている。「なぜロンドンに来たのか」と聞くと、「子供の教育のためだ」と答えが返ってきた。

 ラビさん一家のようなケースは結構多いらしい。英国放送協会(BBC)によると、過去数年間に約一万人ものソマリア人が欧州連合(EU)諸国から英レスター市などに移住している。子供に英語での教育を受けさせたい(英国の小学校はマイノリティーの子供たちのための補助教員がいて、最初は英語のできない子供でも受け入れて徐々に英語を教えてくれる)という理由のほかに、英国の多文化社会の方が人種差別が少ないこと、マイノリティーのコミュニティーで生活できて仕事の機会も多いこと、などがその理由のようだ。

 英国には毎年二十万人もの移民がやってきているので、最近英政府はEU以外からの移民の規制を厳しくしているが、EU市民は原則として居住と就労が自由なため規制のしようがない。EU内で市民権を得たアフリカ出身やアジア出身のマイノリティーの人々がどんどん増えれば、現在の移民規制もあまり効果がないような気がする。

(G)

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