2008年04月11日

重宝される占い師

タイから

 タイでは、何かと占い師が重宝される。政治家も占い師のお告げ通りの時間に家を出たり、政治日程も組んだりする。

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 最近は、近い将来の政変を予言した占い師のワーリン氏に注目が集まっている。ワーリン氏の占いは、サマック政権の早期退陣とアヌポン陸軍司令官による権力掌握を予言している。陸軍司令官による権力掌握とは、クーデターが再度実行されるということだ。

 さっそくサマック首相は、六日に放送された定例政見放送の中で、ワーリン氏にかみ付いた。「この占い師は、総選挙後に民主党のアビシット党首が首相に就任すると占って間違えたし、恥知らずだ」と激しく批判し、占い師の予言を信用すべきでないと指摘した。

 しかし、その翌日の七日朝、ワーリン氏は自宅近くのチェンマイの寺院で宗教儀式を行い、チャリット空軍司令官やセーリーピスット前警察長官らが参加した。ワーリン氏の信奉者であるソンティ前陸軍司令官は姿を見せなかったが、妻のピヤダーさんが代理出席している。

 この陣容を見てピンとくるものがあった。タイらしい政治の駆け引きをやっているのだ。

 軍の人事権を掌握しているのは、枢密院議長のプレム元首相とされる。ワーリン氏は占い師という立場を利用して、プレム氏のスポークスマンを果たしている可能性がある。プレム氏はアドバルーン(観測気球)としてワーリン氏を活用し、世間がどうこれに反応するか見極めた上で、次の一手を考える材料にしているもようだからだ。

 なお別の占い師ラック氏は七日、タクシン元首相は九月に行われる軍幹部の人事で、己の配下を据えるような介入はするべきではないと指摘した。

 観測気球は一つだけではないのかもしれない。

(T)

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