2008年04月28日

いまだ根付かぬ資本主義

ロシアから

 元共産国家ロシアは、資本主義国になったといわれる。そうだろうか。資本主義で最も大事なのは「精神」である。「時は金なり」「正直」「勤勉」等々。

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 ソ連時代はどうだったか。資本主義とは正反対で、客ではなく労働者が「神様」だった。

 その後「略奪資本主義」の時代がやってきた。別名「ヒットエンドラン資本主義」という。つまり、人をだまして大金を確保し、逃げる。

 新世紀に入ると今度は、原油価格高騰により、オイルマネーが洪水のように流れ込んできた。世界経済が失速する中、ロシアの消費ブームは止まらない。完全な売り手市場で、努力する必要がないのだ。

 日本留学の経験があるナターシャさんは、真の資本主義を体験した。それで、帰国後ストレスの多い生活をしている。

 忙しい彼女は、スーパーの宅配サービスを使っている。しかし、S社もN社もU社も、必ず遅刻する。しかもたくさん品物を予約すると、毎回頼んでないものを持ってくる。

 ナターシャさんは最近、コンピューターのモニターを買い替えようと、家電量販店に行った。N社とP社でサイズも機能も同じなのに、N社の方が二万円高い。店員に、「この二つ、値段がだいぶ違うけど、何が違うの?」と質問した。すると店員は「おれもよう知らん」と言って立ち去った。

 彼女は無線LANを使っているが、数週間に一度、インターネットが使えなくなる。サービスセンターに電話すると、毎回答えは同じ。

 「あんたのコンピューターが壊れてるんじゃないの?」

 絶対謝らないが、こっそりと裏で直し、二時間以内に正常に戻る。

 ロシアに資本主義の精神は根付いていない。しかし、働かなくても金は入ってくる。

(Y)

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