2008年05月03日

物価上昇に悲鳴

韓国から

 先日、久しぶりに買い物の手伝いに駆り出されて驚いた。近場のスーパーなど何カ所かを回ったのだが、どこも値段がいつの間にか上がっているのだ。

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 最初に行った豆腐屋では、豆腐の値段が一・五倍になっていた。以前の記憶から一丁買って千ウォン(約百円)を渡そうとすると、店のおばさんが「千五百ウォン(約百六十円)」と言う。次の店で五個一袋のインスタントラーメンを買おうとしたら、確か二千六百ウォン(約二百七十円)だったのに、値札を見ると三千ウォン(約三百十円)だ。

 韓国で物価が上昇しているのは、豆腐は大豆、ラーメンは小麦という原料穀物の国際価格が高騰しているため。その多くを輸入に頼る韓国では、末端価格にもろに影響を与える。実際に財布からお金を出してみて、「高い!」という庶民感情が伝わってくる。

 異常とも言える物価上昇には、「CEO(最高経営責任者)」を自称する李明博大統領も格別の関心を寄せている。生活必需品の物価管理を指示しながら一向に効果が上がらないのを見て、秘書官たちを叱責(しっせき)したほどだ。もちろん、国が管理するといっても限界はある。

 一通り買い物を済ませ、最後にアイスクリームコーナーに寄った。ここにも軒並み40%アップという“物価上昇の波”が押し寄せていた。横にいたおばさんが「何でアイスクリームまで上がるのよ」とつぶやくと、「物価がみな上がっているの、知らないんですか」と店員。するとおばさんは「給料アップのせいじゃないの」と、言い返していた。

 それにしても牛乳、乳製品を主原料とするアイスクリームの価格が上がるのは確かにおかしいぞ、と思っていたら、「半額セールの売場が多いことに目を付けたメーカーによる集団便乗値上げ」との説。これ、案外当たっているかもしれない。

(U)

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sekai_no_1 at 08:37│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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