2008年05月15日

狂牛病怪談のパニック

韓国にて

 ここ連日、韓国社会をパニックに陥れているのが“狂牛病”に関する話題。この六月に米国からの牛肉輸入が全面解放されることが決定したが、米国牛肉の安全性に不安を持つ世論がインターネットを通して沸き起こっている。五万人を超える反対集会まで起きるほどで、この騒ぎはしばらく続きそうだ。

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 インターネットでは、「韓国人の遺伝子は狂牛病に弱い」とか、「米国で消費される牛肉と輸出用の牛肉は違う」とか、信憑性のない情報が氾濫し、不幸の手紙のように情報が拡散していることから“狂牛病怪談”と呼ばれている。この怪談の影響か、現大統領を糾弾する署名を実施したところ、六十万人を超える賛同者が集まった。

 韓国では牛の骨や内臓などを含んだスープ類の料理が伝統料理としてあることから、不安の声が上がるのも無理はない。それに、“狂牛病”の発生原因さえ完全究明されておらず、政府が何を言っても信用できない、というのが本音なのだろう。

 インターネット社会の韓国では、ネットを利用したコミュニケーションが活発で、一度火が付いてしまうと、大きな世論を生み出すことも簡単にできる感じだ。今回の狂牛病怪談は、政治的にわざと情報を流した節も取りざたされている。個人的にはこれだけ国民が反対しているものを無理に輸入する必要はないとも思うのだが、どんなものだろうか?

(志田康彦・京畿道九里市在住)

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sekai_no_1 at 13:02│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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