2008年05月26日
秘書は重労働
きょうは、日本の本社から四人やって来る。ホテルが「空港まで出迎えの車を出しましょうか」とオファーしてきた。アンナさんは「お願いします」と答えた。
数時間後、出張者から電話がくる。
「車来てないんだけど……」
アンナさんはホテルに電話する。反応は「車出せなんて話、聞いてません」。
彼女は出張者に電話し、空港のタクシー会社の場所を教える。
「英語でも、通じますから」と。
数時間後、彼らからまた電話があった。
「ホテル、三人しか予約入ってないって言われたんだけど」
アンナさんは、「そんなことは絶対ありません。待っていてください」といい、ホテルにクレームの電話をする。
ホテル側は、「私たちに責任はありませんが、仕方がない。手配しましょう」と答えた。
出張者は、二人部屋を二つ借り泊まることになった。
しばらくすると、また電話が鳴る。
「この部屋、でかいベッドが一つしかないんだけど。男同士一緒に寝ろってこと?」
アンナさんは愕然(がくぜん)として、またホテルに電話する。ホテル側は、イヤイヤながら、部屋の変更に同意した。
夕方六時がきた。アンナさんの“ごく普通の”一日が終わった。
翌日朝七時半、出張者から電話が入る。
「車来てないんだけど!」
アンナさんはタクシー会社に電話する。
「今向かっています!」と毎度同じ答え。
アンナさんは目を閉じて、自分に質問した。
「転職しようかしら」
すると内なる声からすぐに回答があった。
「どこでも同じ。どこでも同じ」
「……そうよね」
アンナさんは、大きくため息をつくと、家を出た。
(Y)
★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ
数時間後、出張者から電話がくる。
「車来てないんだけど……」
アンナさんはホテルに電話する。反応は「車出せなんて話、聞いてません」。
彼女は出張者に電話し、空港のタクシー会社の場所を教える。
「英語でも、通じますから」と。
数時間後、彼らからまた電話があった。
「ホテル、三人しか予約入ってないって言われたんだけど」
アンナさんは、「そんなことは絶対ありません。待っていてください」といい、ホテルにクレームの電話をする。
ホテル側は、「私たちに責任はありませんが、仕方がない。手配しましょう」と答えた。
出張者は、二人部屋を二つ借り泊まることになった。
しばらくすると、また電話が鳴る。
「この部屋、でかいベッドが一つしかないんだけど。男同士一緒に寝ろってこと?」
アンナさんは愕然(がくぜん)として、またホテルに電話する。ホテル側は、イヤイヤながら、部屋の変更に同意した。
夕方六時がきた。アンナさんの“ごく普通の”一日が終わった。
翌日朝七時半、出張者から電話が入る。
「車来てないんだけど!」
アンナさんはタクシー会社に電話する。
「今向かっています!」と毎度同じ答え。
アンナさんは目を閉じて、自分に質問した。
「転職しようかしら」
すると内なる声からすぐに回答があった。
「どこでも同じ。どこでも同じ」
「……そうよね」
アンナさんは、大きくため息をつくと、家を出た。
(Y)
★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。