2008年05月30日

類を見ぬデジタル図書館

韓国にて

 韓国では来年春ごろに世界に類を見ない建物ができる。それは国立デジタル図書館だ。総工費千二百億ウォンをかけて今年十二月に完工する予定で、場所はソウル市江南区瑞草区の国立中央図書館の前庭だ。

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 普通、デジタル図書館といえば、どうしてもネットの中の仮想空間の建物や図書館を思い浮かべるだろう。実際、「建物必要可否について」議論がかなり交わされたという。

 一般的な図書館は図書館に行かなくても、パソコンさえあればどこからでも電子図書を貸し借りできるような仕組みを備えている。つまり紙の本は図書館で、電子の本はネットのウェブ図書館で借りられるようなハイブリッドな形になっている。これは金大中元大統領の時に情報格差を解消するために国策として図書館の電子化が進められた成果だ。

 今回、国立デジタル図書館の建物を建てるようになったのは、デジタルの創作や、オフラインの交流の場、デジタルアーカイブ資料の保存の場としての利用者のニーズに応えるためだ。つまり誰でも無料でデジタル機器・ソフトウエアなどのリテラシー教育を受けられる場でもあり、同志が集まり情報交換や交流できるオフ会の場としての役割を果たすためだ。

 現実と仮想世界、二つの世界を橋渡しする空間としての国立デジタル図書館。どのような姿でわれわれの前にお目見えするのか、今から待ち遠しい。

(Netseoul・仁川市在住)

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sekai_no_1 at 13:05│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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