2008年06月20日

公務員の騎馬出勤

タイから

 タイの町長や村長は、日本のように選挙で選ばれない。内務省から官僚が町長や村長として派遣されてくる。その内務省から町長や村長に対して、ガソリン代節約のため、通勤には馬を使用するよう指示が出た。命令ではなく推奨であり、町長や村長が実際に騎馬出勤する場合に政府が補助金を支給する。

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 タイ警察は昨年、高くなったガソリン代が賄い切れなくなったとして、業務活動を三割削減すると発表したことがある。裁判所に車で行くこともままならないため、逮捕状発行も減らさざるを得ないというのだ。

 タイ警察は原油高騰に対処するため、車両使用を減らすだけでなく馬の導入も発表した。まず北部のランパン県がそれを実行。同県では馬車が現役で走っていることで有名で、観光促進にもつながるとの算盤(そろばん)を弾いてのことだった。
 ただ警察も内務省も、マスコミ受けする過激な指示と惨状を暴露することで、予算獲得を狙っているのは明々白々だ。ストライキ権のない公務員の交渉方法としては、それなりに洗練されているし、何より笑わせる話題提供で明るくて嫌みがないのはタイらしくていい。

 実際、騎馬出勤や騎馬勤務となると、馬糞(ばふん)処理や屋根付き水飲み場付き駐馬場の確保など、少々の補助金などでは手当てできない。

 それでもタイでは英国同様、サラブレッドに乗ったパトロール警官が既に存在している。バンコク市内を時々、巡回している光景を目にする。ただこちらの方も、警備が主ではなく専ら観光客の目を楽しませている感じだ。

 渋滞の車列を高みから眺めている旧国会議事堂前のラーマ五世騎馬像が、渋い顔をしているように見える。

(T)

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sekai_no_1 at 08:34│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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