2008年06月26日

増えるLPGタクシー

フィリピンから

 このところマニラ首都圏のあちこちでLPG(液化石油ガス)スタンドを見掛けるようになった。ガソリン価格の高騰でタクシーなどの営業車両を中心に、LPG燃料に転換する車が増えているようだ。

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 六月中旬現在、いわゆるレギュラーガソリンがリッター約五八ペ  ソ(約一四〇円)まで値上がりしている。日本よりもまだ安いが、こちらの物価を考えれば、とても高価で一般市民は悲鳴を上げている。

 常夏の気候故、車のエアコンは一年中付けっ放し。しかもひどい渋滞によるゴー・アンド・ストップの繰り返しと、この国でエコドライブはなかなか難しく、ガソリン高騰はドライバーにとって頭の痛い問題だ。

 そんな中、LPGを燃料にする車両がタクシーを中心に増え始めている。LPGはリッター約三一ペ  ソ(約七五円)と、軽油の約四九ペ  ソ(一一〇円)と比べてもかなり安価。価格も比較的安定している。

 しばらく前に初めてLPGのタクシーに乗ったとき、物珍しくてドライバーにいろいろ聞いたが、安価なLPG燃料にも欠点はあるようだ。まずガスボンベがトランク内に設置されるので、大きな荷物を持つ客を乗せられなくなるという。あとは、ガソリンと比べて馬力が落ちることから、運転が疲れるとも言っていた。

 しかしタクシードライバーにとっての最大の問題点は、LPG化の改造に必要なおよそ二万ペ  ソ(五万円)の費用の捻出(ねんしゅつ)だという。ガソリンとLPGの差額で元が取れるまでは、赤字覚悟で営業しなければならない。

 だが歩合制で働き、燃料代を自分の稼ぎから支払うドライバーにとって、とどまるところを知らないガソリン高騰はまさに死活問題。タクシーのLPG化の波は今後も広がりそうな気配だ。

(F)

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sekai_no_1 at 09:39│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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