2008年07月09日

移民の歴史象徴した式典

ブラジルから

 サンパウロのアニェンビにある「サンバドロモ(カーニバル会場)」で先月、南米ブラジルへの日本人移民百周年を祝う記念式典が日系人や市民約二万五千人を集めて行われた。記念式典の当日は、南半球で現在の季節が冬だということもあり若干肌寒い上に、朝から小雨が降り続く天気だった。

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 記念式典は、午後一時からカーニバル会場の通路を埋め尽くす「ラジオ体操」で始まった。ブラジルでラジオ体操の音楽を聞く不思議さには慣れていたものの、サンバの競演が繰り広げられる会場でのラジオ体操は何とも不思議な光景だ。

 時折強く降る雨の中、現地の日系人会などが中心となって準備した阿波踊りや合気道、太鼓などの披露が続く。青や緑の目をしたブラジル人なども交じって披露される日本の文化とお祭り。こうしたものを自然と取り込むブラジルという風土に改めて感心した。

 その後、雨は次第に小降りになり、午後四時すぎに皇太子殿下がお見えになったころには晴れ間さえ見えるようになった。日が沈むと日系の若者たちによる圧巻の千人和太鼓やカーニバル風の山車も登場、サンバのリズムが会場に鳴り響いて式典は最高潮に達した。

 式典後、サンパウロ市郊外にあるコロニア(日系人入植地)へ帰るため、貸し切りバスに足早に向かう人々に式典の感想を聞いた。日系二世だという年配の男性は「ブラジル移民の歴史を象徴するような一日だったね。式典の最初は雨を恨みもしたけれど、最後は晴れてよかった」と顔を輝かせながら語った。

(S)

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