2008年07月10日

警官ギャングの摘発

タイから

 タイでは警官が殺人や誘拐、麻薬売買、違法賭博、それに売春、強制立ち退きなどといったマフィアまがいの組織犯罪にかかわるケースがある。

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 これまでにも米国人ビジネスマンを、バンコク・ルンピニ署の幹部警官が誘拐したり、実業家のタイ人女性を拉致し身代金を巻き上げたりといった事件が発覚している。

 米国人ビジネスマン誘拐事件は、手下の警官を使ってスクーンビット四番通りでタイ人の夫人の車を止めさせ、あらかじめ用意していた覚醒剤を車に置いた上で、夫人を麻薬所持の現行犯逮捕。さらに麻薬の家宅捜索という名目で、自宅に押し入り、お目当ての米国人ビジネスマンを誘拐したというものだ。

 また身代金約三千万円をせしめたとしてつかまった警官グループもいる。このグループは、麻薬捜査と偽って実業家のタイ人女性の家族が住むバンコク都内のマンションに押し入って子供二人と一緒に女性を誘拐。息子を暴行するなどして、女性に銀行口座から現金八百七十万バーツ(約三千万円)を下ろさせて奪った後、三人を解放していた。

 タイ警察は、この女性実業家一家の誘拐事件をきっかけに、国境警察官グループがバックに控えたギャング組織を解明、麻薬所持をでっち上げた冤罪や誘拐、強盗、恐喝などといった犯罪を繰り返していた事実を突き止め、警官九人を追加逮捕した。結局、逮捕した警官は十七人に上った。

 「タイは警官さえいなけりゃ、治安はいい」というブラックジョークも、あながち誇張でもない。

(T)

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sekai_no_1 at 08:59│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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