2008年07月11日

儒教の都・安東

韓国から

 先日、儒教文化の史跡が多いことで知られる韓国中東部、慶尚北道の安東市に行った。

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 朝鮮時代の儒学者・退渓が生前に弟子たちを教えたという陶山書院や四百年前の両班(貴族)の家のたたずまいを今なお残す河回村など巡りながら、儒教の雰囲気にどっぷりと漬かると、日常の忙しさも忘れ、どことなくホッとする。

 途中、一緒に回ってくれた地元の案内人が、実は昨年ここを訪れた際にも会った人で、意気投合した。

 現代韓国の教育熱と儒教精神の関係を尋ねると、「当時の儒教とは各自が人格を磨くことでした」と答えた。儒学者たちの業績は、出世街道に乗り遅れまいと試験勉強に走る子供たちにとって、徐々に遺物化しているように見える。

 儒教ではよく「親孝行」とか「礼儀」も強調されるが、近ごろはこれも怪しい。

 最初の訪問で河回村に来た時、雨天の中で大きな祭司(祖先の法事)があったのだが、持参してきた傘を誰かに持って行かれてしまった。些細な出来事だが、「儒教の都」だっただけに妙にガッカリしたのを覚えている。

 河回村は来年の世界文化遺産への登録に向けて準備を進めている。見た目の建物や風景とともに文化や精神もしっかりと伝承していくのは難しいものだ。安東の場合は、どうなるだろうか。

(U)

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sekai_no_1 at 09:31│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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