2008年07月14日

悪ふざけもほどほどに

エジプトから
 エジプト国営日刊紙アルアクバルに、救急車の出動を要請する電話が一日平均五万二千件あるが、その大部分は、悪ふざけという記事が載っていた。警察署から出される指示などに従い、現場に急行しても、救急事態は発生していなかったということがあまりにも多いという。

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 記事には、警察署は救急隊員の要請に応じ、やっと重い腰を上げて、実態調査および犯人の摘発に乗り出すことになったとしているものの、どこまで徹底できるかは疑問。

 カイロに生活して長期になるが、確かに、悪ふざけは、「冗談」の域を超えて、かなり悪質なことも多い。例えば、ガソリンスタンドで、釣り銭を高々と上げて取れないようにしてみたり、二種類あるガソリンのうち一方を指定すると、わざと別のガソリンを入れようとしてみたり、駐車場に鍵を預けると、それをやはり高々と上げて取れないようにして、皆で笑い転げるなど、悪質な悪ふざけが横行している。

 最近、エジプトの外交官になったある女性は、その状況に対して、エジプト人は、政府の弾圧や宗教的規制、娯楽の不足、行政のまひなどから、ストレス社会になっており、それを「冗談を言い合うことで、発散している」と説明してくれた。良質な冗談なら笑いも誘うが、ここまで悪質では、ストレスを増殖させているようなもの。救急隊員たちのストレスも相当なものと推測できる。

 「冗談天国」ならぬ「悪ふざけ地獄」とも言えそうだ。

(S)

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この記事へのコメント

1. Posted by かもめ   2008年07月21日 01:19
救急車に対する意識の高揚が必要ですね。混んだ道路で、道をあけるどころか、救急車の前に割り込む車や横切る人を見かけることもあります。
2. Posted by S   2008年07月22日 02:40
私はエジプト人の道徳性の無さに接するたびに、あれだけ人々を熱心にさせているイスラム教は一体何を教育しているのかと不思議に思います。朝、夜も明けぬうちからスピ−カーから大音量でがなり、一日5回も祈りを捧げさせながらと。日本への留学経験を持つある人は、日本人はイスラム教を知らないのに、イスラムの教えを実践しているから驚いた、と言いました。教えはよくても、実践させる力が不足だということかも。自爆させる実践力だけはあるのに、と皮肉の一つもは言いたくなりますが。ただ、どこの国にも不道徳者はいるもので、程度の差ともいえるんでしょうけどね。
3. Posted by かもめ   2008年07月24日 04:35
根は気のいい人たちが多いですね。問題は、遵法精神があまりないこと。
政府不信はわかるのですが。それと、最近のインフレ。恒産なければ、恒心なしですね。

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