2008年08月14日

遠い金メダル

フィリピンから

 北京オリンピックのフィリピン代表団は十五人。過去のメダル獲得数が少ないせいか国民の関心も極めて低い。

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 一九二四年のパリ大会に出場以来、フィリピンのメダル獲得数はまだ九つにすぎない。国技とも言えるボクシングの銀メダルが最高で、金メダル獲得の経験はまだない。大会出場の歴史はアジア諸国では古い方だが、メダル獲得数ではライバル視するタイやインドネシアに大きく差をつけられている。

 今回の北京大会を前にアロヨ大統領は、アテネ大会でのメダル獲得ゼロの雪辱と、初の金メダル獲得を目指し九百五十万ペソ(約二千四百万円)という高額の報奨金を約束し選手団を激励した。

 しかし、アスリートの育成は一朝一夕では不可能で積み重ねが重要。いきなり報奨金の金額を上げたところで一気に成績が良くなるものでもない。もちろん選手のモチベーションは上がるだろうが、この国に必要とされるのは長期的な選手育成計画にほかならない。

 発展途上国ゆえの予算不足や競技人口、競技施設の少なさという問題もあるのかもしれないが、一番の課題は何事に関しても継続が苦手な国民性にあるような気がする。また団体競技が苦手なところも、メダル獲得の可能性を狭めている一因だ。

 今回の大会で初の金メダルは無理だとしても、五輪に対する国民の関心をぐっと高め、将来の選手育成に繋がるような健闘を期待したいところだ。

(F)

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