2008年08月20日

問われる企業倫理

米国から

 とかく、売り手の企業倫理が問われる昨今。米国でも、業種を問わず、企業の法令順守がうるさいほど問われている。大手企業などで、企業倫理の問題が持ち上がると、メディアはハチの巣をつついたかのような勢い。エネルギー関連大手のエンロン破綻事件もそうだが、最近でも、大手保険会社AIGの最高経営責任者(CEO)がこの問題で、「詰め腹」を切らされたほどだ。

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 しかし、何事も大ざっぱなお国柄なのか、企業には情け容赦なく正義の大なたを振るう割に、商品管理という面ではかなりあいまいな部分が多い。特に、全米チェーンを展開している小売大手や大型量販店になると、いいかげんを通り越して、「客をなめているのか」と思う店も少なくない。

 平気で賞味期限切れの食品や、パッケージの外から明らかに壊れていると分かる電化製品を陳列。万引きの被害に遭い、パッケージだけが残っている棚。特売セールとなると、さらに悲惨な状況が待っている。柄の悪い地域だけではなく、ある程度収入のある人々が暮らす所でも同様だ。

 記者も、全米で名の知られた量販店でビーフジャーキーを買ったところ、封を開けた途端にアオカビの胞子が辺り一面に飛び散る被害に遭ったことがある。一年後、セールでパウンドケーキを売っていた。「まさか二度も……」と思い、そのケーキを買ったのだが、家に帰ってから表面を見ると、一面に長い毛カビが……。こういう出来事に遭うと、米国の企業倫理とは何なのかと考えてしまう。

(N)

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