2008年09月02日

野鳥とともにある生活

英国から

 わが家のアパートの広い共同の裏庭には、コマドリ、クロツグミ、カササギ、ハトなどの野鳥がよくやって来る。ある時は、赤い頭に緑色の羽の鮮やかな大キツツキの姿も。

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 英国では当然ながら、庭は芝生で覆われており、野鳥たちは一日中、芝生の草や草の中にいる虫たちを食べている。また、隣人たちが時々餌を与えているので、鳥たちはそれを目当てにやって来る。

 半自然状態が好きなイギリス人は、室内の鳥かごで小鳥を飼うことはせず、多くの人は自分の庭に野鳥の好む餌を置いて楽しんでおり、スーパー等では穀類やナッツ、ヒマワリの種など多様な小鳥の餌が売られている。最近訪ねた友人の家でも、六羽が一度に食べられる餌箱がつり下げてあり、シジュウカラ、アオカワラヒワ、コマドリ、インコ等が入れ代わり立ち代わり食べに来ていた。

 一部の野鳥は人間の与える餌に依存するようになってきているとのことで、餌も単なる食べ残しパンなどではなく、栄養価のある餌を与えないと野鳥たちが栄養不足になると心配されている。英国鳥類保護協会の専門家たちは「パンは栄養価が低いから、満腹するだけで消化液の空費だ。チーズかビスケット、オートミール等にすべきで、ケーキならもっと良い。本気ならお金を掛けなければならない」と忠告しているほどだ。

 しかし、家で飼っている犬や猫のペットではあるまいし、野鳥までもが人間に過度に依存するようになってしまったのは少し異常だと思われる。

(G)

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sekai_no_1 at 08:23│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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