2008年09月18日

漁夫の利得た英語学院

米国にて

 先日、私の通っている英語学院が拡大移転した。韓国人が経営する二年足らずの学院で、当初十数人の受講者しかおらず経営も危ぶまれたが、幸いなことに受講者数が次第に増えてきたからである。

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 さらに、この学院はI−20という入学許可書を発行する資格を持っている。F−1学生ビザで米国に継続して滞在するためには、この書類を取得し、毎年更新しなければならない。しかし、出席日数が足りなかったり架空の学生であったりすると、この書類が根拠を失い、ビザが取り消されることになる。そのため、受講者たちは大変神経を使っている。

 ところで、ダラスには韓国人が経営する二十五年の伝統のあるもう一つの学院がある。そこで世間を騒がす事件が起きた。当局が、この学院のI−20発行資格を一年間停止するというのである。

 人々の間では、当局からマークされた受講者が出席していないことがばれたとか、誰かが告発したなどと、さまざまな噂が流れた。

 結局は、学院と当局間の書類上の伝達ミスであることが分かった。しかし、その処分は撤回されなかった。学院としても、架空の受講者に便宜を図っていたこともあったので、争いになって調査されたら、それこそ営業停止にもなりかねないため、強く出られなかったのだろう。そのため、I−20の必要な受講者たちは、他のコミュニティー・カレッジや学院に移らなければならなくなった。

 その結果、私の通う学院は教室がいっぱいになり、大盛況となった。百人に及ぶ受講者たちが、一気になだれ込んできたためである。毎月四万五千ドルの増収で、院長は漁夫の利を得たともいえよう。実にタイミングよく拡大移転したものだ。

(Won・テキサス州在住)

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この記事へのコメント

1. Posted by またか   2008年09月19日 08:56
5 不法滞在の温床ですね

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