2008年10月03日

前大統領の怪気炎

韓国から

 昨年の南北首脳会談から一周年を記念する行事がソウルで行われ、盧武鉉前大統領が久しぶりに演台に立った。北朝鮮を尊重し、対話を重視する政策が必要だという内容の話で、要は「現政権が南北関係を悪化させた」と訴えたかったようだ。

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 保守への政権交代で出る幕がなくなった自らを慰めるかのように、「このような話をするには勇気が要ります」とか、「この場に来られるのに、周囲の目が気になった方もいるでしょう」などとも。出身の慶尚道なまりで、冗談交じりに話す語り口は健在だった。

 退任後の上京は初めてということもあり、当時の閣僚経験者や青瓦台(大統領府)幹部など、かつての側近たちがこぞって顔をそろえた。ノサモ(盧武鉉を愛する会)のメンバーら若い支持者たちも駆け付け、ちょっとした同窓会の雰囲気である。

 盧前大統領といえば、在任中に随分と話題を振りまいたものだ。弾劾訴追による職務停止や保守系マスコミ弾圧などの国内問題もさることながら、外交分野でも北朝鮮との融和路線、歴史認識絡みの反日政策、米国との同盟関係の見直し、中国・ロシアへの接近……と、日本にとっては驚きの連続だった。

 退任後は故郷で静かに隠居生活か、と思われたが、青瓦台情報流出事件などを起こして何かとお騒がせだし、最近は単なる政界のご意見番というより、ネット上に討論サイトまで開設し、政治活動再開をにおわす不穏な動き(?)もある。

 権力の頂点まで上り詰めたとはいえ、まだ還暦を過ぎたばかり。七十代の現役がごろごろいる昨今、ちんまりと引退するにはエネルギーがあり余っている様子だ。

(U)

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