2008年11月04日

風刺の節度

フランスから

 今、フランスでは、サルコジ仏大統領の「呪いの人形」が話題になっている。文字通り、サルコジ氏の顔と彼の暴言、失言が体に印刷された人形で、西アフリカやアメリカ大陸、タイなどで広く分布するブードゥー教の教えに従い、針で人形の体を刺して呪いを掛けるというものだ。

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 販売差し止めの裁判を起こしたサルコジ大統領だが、棄却されてしまった。この人形は販売実績を伸ばしており、特に暴言、失言の部分に針を刺すというアイデアが受けている。

 フランス人の友人は「売れているのは、それだけ注目度が高く、存在感がある証拠、裁判なんて起こさない方がいい」と解説する。だが、そうも言い切れない。
 サルコジ氏は過去に遊説先で、ひどい暴言を浴びせた男性を訴え、勝訴している。権力者が批判され、写真が燃やされたり、風刺漫画にされたりするのは日常のことだが、そこにも節度が必要という話だ。

 マスコミを最大限利用して大統領の座に就いたと言われるサルコジ氏だけに、メディアに対しては常に注意を払っている。だが、メディアも利用されるだけで終わるわけにはいかない。昨年以来、米国でのぜいたく極まるバカンスやセシリア前夫人との離婚劇、元スーパーモデルとの再婚などを追いかけ続けている。

 だが、今回の呪い人形は、そんなスキャンダルではなく、人間サルコジ氏を呪って遊ぼうという企画だ。「政治家としては凄腕だが、人間としては批判も多いサルコジ氏への最大の風刺だ」と友人は言うが、日本では、ちょっと考えられないかもしれない。

(A)

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この記事へのコメント
趣味が悪いと思いますが
Posted by karu at 2008年11月10日 06:05