2008年11月07日

米朝首脳会談って本気?

韓国から

 次期米大統領に決まった民主党のバラク・オバマ氏は、かつて北朝鮮の最高指導者・金正日総書記との首脳会談に意欲を示したことがある。核問題を解決するにしても、まずはトップ同士が信頼関係を築かなければならない、ということらしい。

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 オバマ氏の当選早々、北朝鮮は米国との国交正常化に向けて動きだすかのように、外務省幹部を訪米させた。「この瞬間を待ってました」と言わんばかりだ。気が早い韓国メディアは、相互に代表部を設置する可能性も高い、などと言っている。オバマ氏が「会おう」と言えば、金総書記が「いいだろう」と応じる場面が目に浮かんでくるようだ。

 クリントン政権にしろブッシュ政権にしろ、米国の歴代政権は北朝鮮に裏切られることが多かった。合意しても後から「そういう意味ではなかった」と言うし、細部を詰めずに曖昧な表現にしておいて、「ウリ(われわれ)式」に解釈したりもする。そういう相手と信頼関係を築くのは容易ではない。

 それでも米国にとって金総書記との首脳会談は魅力的かもしれない。アルカイダの問題も大きいが、「悪の枢軸」のボスとの電撃的な首脳会談が実現すれば、世界は恩讐を超えた和解、とたたえるだろう。経済危機がひと段落し、外交成果が欲しくなれば、なおさらだ。

 しかし、オバマ氏が平壌に入る日、北朝鮮は国民に「われわれを核で脅し、経済制裁で飢餓をもたらした米帝が、ついに将軍さまに屈服した」とでも宣伝することだろう。体制維持の障害になるものは一切、遮断するこの国では、米朝首脳会談も宣伝の材料にすぎない。それでもオバマ氏は「ミスター金正日」と呼べるだろうか。

(U)

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sekai_no_1 at 08:55│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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