2008年11月11日

クリスマスの廃止

英国から

 バチカン放送によると、英オックスフォードで「今後は公にはクリスマスを挙行しないで、その代わりに『光の祭典』を行う」ことが決定された。その理由は「クリスチャンでない市民がいる。彼らの心情を傷つけてはならない」というものだ。その決定を知った多くの市民はショックというより、怒り心頭といったところだ。

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 毎年さまざまな行事があるが、クリスマスはその中でも最大の祝日だ。「他宗派の市民に配慮して」というのだけでは、納得できないわけだ。バチカン法王庁文化評議会議長のジャンフランコ・ラバージ大司教は「反生産的な決定だ」と抗議している一人だ。

 実際、ユダヤ教徒やイスラム信者たちも市の決定に反対している。その理由はシンプルだ。「クリスマスが廃止されたとなれば、自分たちの宗教の祝日も遅かれ早かれ同様の理由で廃止される可能性が考えられる」として、反対を表明し、クリスチャンたちと連帯している。

 米同時多発テロが発生して以来、キリスト教圏の欧米社会でイスラムフォビア(イスラム教嫌悪)が拡大する一方、他宗派を怒らせる事を控えるべきだとして自身の宗教的言動を過敏に抑制する傾向が見られだした。例えば、英国航空会社では客室乗務員が十字架のネックレスを掛けて仕事をしていたが、「他宗派のゲストを不快にさせるかもしれない」としてネックレスの廃止を職員に要求した、といった事態が起きている。キリスト教社会では「クリスチャンフォビア」(クリスチャン嫌悪)と呼ばれる現象だ。

(O)

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この記事へのコメント
くりすちゃん
Posted by へえ at 2008年11月11日 15:17
>他宗派を怒らせる事を控えるべきだとして自身の宗教的言動を過敏に抑制する傾向が見られだした。

結局のところ人を信用してないんだよね、これって。
Posted by もにお at 2008年11月12日 12:30