2008年11月18日

地元の戦没者追悼式典

英国から

 第一次世界大戦の休戦記念日(十一月十一日)に最も近い十一月初旬の日曜日は恒例の戦没者追悼記念式典だ。ロンドン市内ホワイトホール(官庁街)にある戦没者記念碑(セネター)ではエリザベス女王夫妻などVIPが出席した国家レベルの式典が挙行される一方、各市町村レベルでも式典が行われる。

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 ホワイトホールでの式典はBBCで放映されるのでほぼ毎年視聴してきたが、直接観覧するのは控えてきた。

 第二次世界大戦で敵国だった日本人の参加は相手も心底では好まないだろうし、筆者にとっても「次に行進してくるのは、日本との戦いで犠牲になった何々退役軍人会」などのアナウンスをテレビで聞いてきたので快いことではないからだ。

 しかし、今年は初めて地元の式典に参加してみた。普段は人影も少ない小さな記念公園に、午前十時半ごろから地元の人々が集まり始めた。在郷軍人会、自治会、ボーイ・ガールスカウト、教区教会(国教会)の聖職者たちなど、その数は五百人くらいだろうか。十一時を期して全員が二分間の黙祷。

 代表スカウトたちが持つ各旗竿を地面へ伏せて英霊に敬意。その後、教区牧師が主導して記念礼拝が行われた。

 三十分余りの時間だが、厳粛な雰囲気に包まれて、戦争と平和の意味を噛みしめるいい機会だった。

 ただ、参加者にマイノリティーの人々がほとんどいなかったのが残念。地元の商店街では、インド、パキスタン、スリランカ、中国、中東系の人々も働いており、彼らも参加する式典になればもっと良かっただろう。

(G)

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