2008年11月19日

大学スポーツの人気

米国から

 出張先のミネソタ州をタクシーで移動しているときのこと。競技場のようなものを建設している場所を見掛けたため、何を造っているのか運転手に聞いてみた。

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 「フットボールのスタジアムだよ。八万人を収容できるって話さ」

 八万人収容といったら相当な規模だ。日本最大の陸上競技場である日産スタジアム(横浜市)でさえ七万二千人。てっきりプロのチームが使用するスタジアムかと思ったら、さにあらず。

 「違うよ。ミネソタ大学の専用スタジアムさ」

 こんなに豪華なスタジアムを一大学が造ってしまうのか……。建設中の巨大施設の前を通り過ぎながら、米国の大学の裕福さとカレッジスポーツの人気の高さを実感させられてしまった。

 カレッジフットボールの人気は大リーグ野球をしのぐともいわれ、有力校の試合では巨大スタジアムも超満員。三大テレビネットワークも競い合うように生中継する。バスケットボールもプロよりカレッジの方が人気が高いかもしれない。

 大学にはチケット収入や放映権料が入るほか、知名度アップがさまざまな好循環をもたらす。“愛校心”の醸成によって卒業生からの寄付金が増えるし、グッズ販売収入にも弾みが付く。強豪校ともなると、大学のロゴが入ったグッズが一般の小売店で販売されている。

 一番驚かされるのが、フットボールのヘッドコーチに支払われる給料の高さで、平均年俸は一億円以上だとか。米国の大学はスポーツでプロ並みのビジネスを展開しているのである。

(J)

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