2008年11月21日

差別撤廃は世界の流れ

ドイツにて

 来年、米国では初めての黒人大統領が誕生することになった。ファーストレディーが黒人というのも初めてだ。神の下の平等をうたいながら、それに反して黒人奴隷の歴史を持つ米国で、今ようやく人種差別を乗り越えて、建国精神が実現しようとしている。

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 ここドイツでは、三年前にメルケル氏が女性として初めて首相に就任した。大統領はいるが、政治的権力がほどんどなく、主要国首脳会議などに国を代表して参加するのは首相だ。

 女王のいる英国や、言語の響きが優しいフランスなどは、ヨーロッパの中でどちらかというと女性的な国だと私は思う。それに対してドイツ人の性格は、規律正しく機械的で、自動車に代表されるように産業技術大国でもあり、男性的だ。そのドイツで政治的権力の頂点に女性が立ったのは、画期的なことといえる。

 就任した当初は、そう長く続かないのではないかという声も聞かれた。大連立を組み、閣僚ポストの半数を他の党に譲らなければならなかった。でも今までのところ連立政権は順調で、安定した支持を受けている。米経済誌によると、メルケル首相が三年連続で世界で最も影響力のある女性に選ばれた。

 欧州連合(EU)の指令を受け、ドイツでは二年前から一般平等待遇法が施行されている。これは人種、性別、宗教、世界観、年齢などの理由により、職場などで差別してはならないというものだ。例えば、新聞の求人欄は「男性、または女性を求む」となっている。たとえ企業側では男性を雇いたい場合でも、女性も応募できるようにして同様の機会を与えなければならない。

 差別を撤廃すること、あるいは平等を実現することは世界の流れであり、個々人の願いでもある。

(カズ・独ノイス在住)

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この記事へのコメント
それにひきかえ、アフリカ、例えばコンゴの現状を思うと、あと30年は変化が無いのではと、胸が痛くなります。
Posted by karu at 2008年11月26日 20:29