2008年11月28日
汚名返上遠し?
欧米型と違い、付き合いや共同体意識が強い韓国では、なおさらそうだと思うが、恐らく韓国で今、最も汚名返上しようともがき苦しんでいる人の一人が、李明博大統領であろう。
李大統領は、大手建設会社の社長として猛烈に働き、ソウル市長時代に暗渠だった川を憩いの場として復元させた実績を引っ提げ、「CEO(最高経営責任者)型大統領」ともてはやされながら当選した。ところが、就任一年目にしてグローバル金融危機に巻き込まれ、景気回復を望む庶民の期待に応えられずにいる。
「うちの職場はね、『イ・ミョンバク(李明博)』の名が出ると皆が集中砲火を浴びせている」という話も聞くようになった。
先月からはラジオ番組で経済再建への意欲を国民に語り掛ける企画を始めたが、反応は「言うはやすし」。それどころか、訪米先で「今は株を買う時。一年以内に金持ちになれる」と地元同胞に投資を勧めたことが、「株価の底値は神も知らない」「株でもうけるようそそのかす指導者が世界でどこの国にいるか」と、逆に反感を買ってしまっている。
この発言には、冗談まがいの余談がある。韓国では最近、投資リスクの十分な説明を欠いたままファンド購入を勧められたとする苦情が急増し、金融当局が「三度摘発されたら担当者は資格停止」という取り締まりに乗り出した。李大統領の「株を買う時」も、見方によってはリスク説明がない。よって、三回言えば大統領職を失職……というのだ。
もちろん現実には起こり得ないが、「経済だけは何とかする」と言い切った大統領に対する厳しい世論を実感させてくれる話だった。
(U)
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李大統領は、大手建設会社の社長として猛烈に働き、ソウル市長時代に暗渠だった川を憩いの場として復元させた実績を引っ提げ、「CEO(最高経営責任者)型大統領」ともてはやされながら当選した。ところが、就任一年目にしてグローバル金融危機に巻き込まれ、景気回復を望む庶民の期待に応えられずにいる。
「うちの職場はね、『イ・ミョンバク(李明博)』の名が出ると皆が集中砲火を浴びせている」という話も聞くようになった。
先月からはラジオ番組で経済再建への意欲を国民に語り掛ける企画を始めたが、反応は「言うはやすし」。それどころか、訪米先で「今は株を買う時。一年以内に金持ちになれる」と地元同胞に投資を勧めたことが、「株価の底値は神も知らない」「株でもうけるようそそのかす指導者が世界でどこの国にいるか」と、逆に反感を買ってしまっている。
この発言には、冗談まがいの余談がある。韓国では最近、投資リスクの十分な説明を欠いたままファンド購入を勧められたとする苦情が急増し、金融当局が「三度摘発されたら担当者は資格停止」という取り締まりに乗り出した。李大統領の「株を買う時」も、見方によってはリスク説明がない。よって、三回言えば大統領職を失職……というのだ。
もちろん現実には起こり得ないが、「経済だけは何とかする」と言い切った大統領に対する厳しい世論を実感させてくれる話だった。
(U)
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この記事へのコメント
1. Posted by 大丈夫 2008年11月28日 11:04
大丈夫です
チョンには始めから信用なんてないから
チョンには始めから信用なんてないから
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