2008年12月26日

聞く耳持たず?

韓国から

 日本では漢字能力検定協会が選ぶ「今年の漢字」に「変」が選ばれたが、韓国でも毎年暮れになると、教授新聞が日刊紙のコラムニストらにアンケート調査を行い、「今年の四字成語(日本で言う四字熟語)」を決める。それが先日発表された。今年は「護疾忌医」である。

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 「護疾忌医」の意味は「病気を抱えているのに医者に見せず、治療を受けることを嫌う」。欠点や過ちがあるのに聞く耳を持たない頑固者のことだ。どうやら米国産牛肉の輸入再開を急ぎ、世論の猛反発を食らった李明博大統領を指しているようだ。

 「狂牛病にかかる」と大騒ぎし、女子中高生から乳母車を押した若いお母さんたちまで繰り出し、毎晩ろうそくデモが続いた。デモが過激化し、背後勢力が摘発されたりもしたが、李大統領は青瓦台(大統領府)から一人、ソウル中心街を埋め尽くしたろうそくの明かりを見詰め、初めて「聞く耳」が足りなかったと感じたという。

 だが、「護疾忌医」は韓半島のもう一人の為政者、北朝鮮の金正日総書記にこそ当てはめたい言葉である。八月に脳疾患で倒れ、半身不随ともうわさされたが、フランスの外科医が飛んで行き、今では回復に向かっているという話も伝わっているから、医者の言うことは聞くようだ。しかし、改革・解放や民主化を求める世界の声には一切、「聞く耳」持たずである。

 ただし、韓国に北朝鮮のことをとやかく言う余裕はなさそうだ。年の瀬の国会、四字成語好きな与野党国会議員の先生たちは、法案処理をめぐってお互いに「護疾忌医だ」となじり合っているのだから。

(U)

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sekai_no_1 at 09:09│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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