2008年12月31日

制服着用の是非論争

米国から

 先日、中学生の息子が学校の制服に関する異議申し立てに関する文書を持ってきた。息子は公立校に通っているが、学校区は昨年、紺色かカーキ色と定められていたズボンをジーパン着用に改め、今学期から再び元の制服に戻されたばかり。一年間の「試し期間」があったのだが、どうやら文書も「スクールユニホーム是非論争」に関連したもののようだ。

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 全米校長会のデータによると、初等、中等の公立学校で、制服着用を規則として定めている学校は一九九七年の3%から二〇〇〇年の21%に急増、〇八年度のデータはないが恐らく半数くらいに達しているだろう。

 教育者の立場からは、制服着用で生徒の規律が良くなり、学業成績も上がるという意見が多い。また、自由服にすると、ギャングが身に着ける服装で登校する生徒も出てくる。対立するギャングが服装を見て敵対するギャングメンバーと見なし、生徒が抗争に巻き込まれることもある。

 公立校の制服着用規則については、保守派とリベラル派の論争の対象になっている。リベラル派は「表現の自由」を奪うものとして、制服着用を法律違反だと主張。
大学の研究報告書の中には、制服着用で成績や規律が良くなったという「実質的効果はない」というものがあり、リベラル派の論拠のよりどころにもなっている。

 記者はもちろん制服賛成派。しかし、制服を着て何年も通学しているのに、一向に成績が上がらない子供もいることを考えると、何かの根拠が必要になってくる。

(M)

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