2009年01月06日

イランからの伝言

英国から

 英民放局のチャンネル4は先月二十五日夕、イランのアハマディネジャド大統領の「クリスマス・メッセージ」を放映した。外交関係が険悪なイスラム国家のトップからキリスト生誕日に寄せるメッセージを受けるというのだから、曲がりなりにもキリスト教徒である普通の英国人にとっては心外なことだろう。

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 アハマディネジャド大統領と言えばイスラエルの否定発言など、欧米社会と真っ向から対決する強硬発言で有名だから、この機会にまたプロパガンダを行うと予想されたが、聞いてみるとメッセージの主な内容はイスラムの教えに沿った宗教的でかなり紳士的なものだった。

 「社会、家庭、倫理、政治、安全、経済などの危機は人類の生活を困難にし、すべての国を押しつぶし続けているが、それは預言者たちと全能の神が忘れ去られ、指導者たちが神から疎遠になっているためだ」「イエス・キリストはイスラムの尊敬されるメッセンジャーの子供たちと一緒に再臨し、世界を愛と兄弟愛と正義へ導くだろう」などと言われると西欧人にとっては痛い所を突かれた感じだ。

 これを企画したチャンネル4は、その狙いを「代替となる世界的見解への洞察を視聴者に提供する」としているが、在英ユダヤ団体などはだまされるなと警告している。しかし、こうした番組の放映が許されるのも、英国社会が成熟した自由社会で英国民は簡単にだまされるほど単純ではない、という自信があるということだろう。

(G)

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sekai_no_1 at 08:37│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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