2009年01月07日

クリスマスの名残

米国から

 新年も明け、ニューヨークも長いホリデー・シーズンを終えた。ラジオからはクリスマスソングが消え、家々の電飾もほぼ片付けられた。心なしか、マンハッタンを歩く人々の足並みも、クリスマスのころよりせわしない。百年来の不景気もあって、ニューヨーカーの心は遠い春を待ち焦がれているようにも受け止められる。

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 残っているクリスマスの余韻と言えば、カトリックなどキリスト教会の前にあるキリスト生誕の場面を祝うレプリカ。カトリックの友人に聞くと、新年に入ってもしばらくは飾っておくのが習慣なのだそうだ。また、カリカリに葉が枯れたツリーも「クリスマスの残滓」だ。一月後半の園芸ごみ回収日になると、使われたモミの木が一斉に各家の前に出される。

 家の中にもホリデー・シーズンの名残が。記者の家では毎年、クリスマスプレゼントに手作りのクッキーやケーキを添えるのが習慣になっている。いつもは妻が作るのだが、今回は何かとやりたがる下の娘がジンジャーブレッドマン・クッキーを焼くことになった。結果は、三分の一が成功の部類。残りは焦げて黒くなってしまった。

 仕方がないので、妻が焼き直したが、処分できないのが娘のジンジャーブレッドマン。捨てようとすると怒られるし、まずくて食べられないと言えば泣かれる。一部は頭に穴を開けられて、ツリーの飾りとなったものの、大方はボウルの中に眠ったまま。どうしたものやら。いっそ、乾パン代わりに非常食ストックにでもしますか。

(N)

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