2009年01月10日

不況で「契」破綻の例も

韓国にて

 韓国には“契”という組織があります。庶民の財テクの手段として一般に知られていますが、日本の“頼母子講”に近いものです。

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 ここで、契とはどんなものかを、わが家が参加している契を例に簡単に紹介します。

 まず、受け取る金額を設定し、出資する会員を募ります。例えば、五百万ウォンを二十五人で契を設定すると、毎月二十万ウォンずつ契の通帳に出資金を振り込みます。そして、集めた金を受け取る順番を決めます。毎月、決められた順番に五百万ウォンと受け取る時まで出資した利子を受け取っていきます。五百万ウォンを受け取った人は、次の月から1%に当たる五万ウォンを追加した二十五万ウォンを毎月、契が終わるまで通帳に入金していきます。このようにして、二十五カ月間出資金を契に支払えば、そこで契は終わりになります。

 ですから、最初の方で金を受け取った人は金を借りたあと利子を付けて分割して返済し、後半で受け取る人は金を預けてその期間の利子を受け取るという形になります。受け取る利子が銀行よりはるかによく、また融資を受けやすいという利便性から、庶民の間では結構はやっています。契は百万ウォン程度から千億ウォンを超える規模まであります。中でも、ソウル江南地区で巨額の資金を融通し合う契を特別に貴族契と呼んでいます。

 しかしながら、最近の世界的な不況の中で、契の破綻が問題化しつつあります。というのも、出資金が払えない会員が出てきて、自分の順番が来ても約束の資金がもらえない事態が発生しているからです。貴族契のような巨額契は深刻で、この一カ月で二例ほど数十億ウォンの被害を出して破綻したというニュースが流れました。現在の不景気は、対岸の火事ではないと実感している今日このごろです。

(きょん・京畿道加平郡在住)

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sekai_no_1 at 13:43│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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