2009年01月24日

中東のパリ、ベイルート

レバノンから

 レバノンは“中東のスイス”と称され、冬にはスキーなどのウインタースポーツが楽しめる。首都ベイルートは、“中東のパリ”と称され、街並みや国民のファッションもどこかあか抜けした雰囲気がある。

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 イスラム教による規制と専制主義の下で、自由な表現や伸び伸びとした雰囲気が少ない中東諸国の中では、イスラエルを除けば、自由を謳歌できる貴重な国家だ。

 「宗教のモザイク国家」とも称されるレバノンには、さまざまな宗教・宗派が存在しており、そのことが、一九七五年以降、十五年間も続いた内戦の主要原因の一つだった。そのため国民は皆、二度と内戦の悲劇を繰り返すまいと、他宗教に対する理解や寛容さを身に付けようと努力している。

 総人口に占める大学生数の比率は、世界最高基準にあるとされ、あちこちで大学を見つける。キャンパスのない、ビルだけの大学も多い。教育水準は高い。日本人に対する尊敬度も高く、日本人だと気が付くと、積極的に親しみを見せながら話し掛けてくる。

 レバノン人と話すと、内戦再発を防ぐ国民的合意が強いことを実感する。

 ただ、一つの不安は、根付きつつある自由と民主主義を根底から覆す可能性のあるイラン系イスラム教シーア派過激化組織ヒズボラが、民兵組織を持ち、重要議案に対する拒否権を獲得して、対イスラエルを名目に勢力を着々と伸長しつつあることだ。

 武力をかざし、言論の自由を奪う方向に動けば、レバノンの民主主義がもろくも崩れる可能性を内包しているからだ。

(S)

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