2009年01月29日

パタヤの“毒魚”

タイから

 タイのパタヤは、バンコクから車で三時間とお手軽なビーチリゾート地だ。とりわけ二年前にスワンナプーム国際空港が開港したことで、海外からの観光客がどっと押し寄せるようになった。新空港は昔の国際空港ドンムアンより一時間ばかりパタヤに近い。

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 パタヤ市はタイのハワイ化を目指し、外見こそビーチ脇にやしの木の並木道があり、さまざまなアミューズメント施設が目白押しだ。しかし、治安の悪化が同時進行している。

 先だっては、英国人兄弟三人が宿泊していたパタヤ南部のホテルの三部屋が泥棒に荒らされ、現金や高級時計など七十万バーツ(約百九十万円)相当を盗まれた。またパタヤ市の民家で六十三歳のオランダ人男性の焼死体がみつかる事件もあった。室内が荒らされ、首を刃物で切られていた。

 もともとパタヤは小さな漁村にすぎなかった。それが、ベトナム戦争で米軍が近くの空軍基地・ウタパオを使い始めたことから、米軍保養地として開発されることになった所だ。パタヤの観光客は一昔前は日本人、さらにこれに中国人や韓国人が加わったが、近年ではアラブ人、ロシア人がパタヤのお得意になっている。だが、赤アリがマンゴーの蜜に群がるように、金が落ちるところには悪者が蜘蛛の巣を張って待ち構えている。

 パタヤの海には熱帯魚だけでなく、毒針を持った魚もいることを忘れてはならない。

(T)

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sekai_no_1 at 08:56│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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