2009年01月31日

特製トマトスープの正体

ロシアから

 アンナさん(27)は先日、夫のヨセフさん(32)と某人気フランスレストランに行った。

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 ダイエット中のアンナさんはフルーツサラダを、ヨセフさんはきのこオムレツと特製トマトスープを注文した。

 夫のスープから、いい香りが漂ってくる。

 「トマトなら、食べても太らないわよね」と、自分を説得したアンナさん。ヨセフさんからスプーンをもらい、一口飲む。「おいしい! 私も頼むわ」。寒い冬のモスクワ。しかし、アンナさんは熱いトマトスープと特大コーヒーを飲んで幸せだ。

 「でも、このスープはおいしいわね。さすが高いだけあるわ」と感嘆。スープの値段は日本円で千二百円だった。ヨセフさんは「そんなに気に入ったなら、僕が作ってあげるよ」と言い、ニヤリと笑った。

 家に戻るとヨセフさんは、早速準備を開始する。

100%トマトジュースを鍋に入れる。それに辛口トマトケチャップをたっぷり入れ、コショウと粉ニンニクを振り掛けた。三分温めると、「できたよ」とほほ笑んだ。

 アンナさんは、「このウソつき!」と怒りながらも一口食べてみた。

 「……おいしい、あのレストランの味だわ」

 ヨセフさんは「僕は君がいないとき、トマトジュースとケチャップでスパゲティソースを作るんだけど、それと同じ味だったんだよ」と解説した。アンナさんは「おいしいスープがいつでも食べられる」といううれしさと「高級フランスレストランへの幻滅」で複雑な気持ちになった。

(Y)

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sekai_no_1 at 09:07│Comments(0)TrackBack(0)ロシア 

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