2009年02月07日
コプトこそ真のエジプト人
エジプトから
九割がイスラム教徒で、一割がコプト教徒(エジプトのキリスト教)とされるエジプト。「なぜ(ローマ時代に)100%コプト教徒だったエジプト人が、わずか10%になったのか」との質問を年配の修道僧にぶつけてみた。彼はここぞとばかり詳しく説明してくれた。
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九割がイスラム教徒で、一割がコプト教徒(エジプトのキリスト教)とされるエジプト。「なぜ(ローマ時代に)100%コプト教徒だったエジプト人が、わずか10%になったのか」との質問を年配の修道僧にぶつけてみた。彼はここぞとばかり詳しく説明してくれた。
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エジプトを支配したイスラム指導者たちは、当初、信仰の自由を許したものの、税金をイスラム教徒より大幅に高くしたことから、貧しかったほとんどの修道僧たちは
キリスト教を捨ててイスラム政府の役人にならざるを得なかったのだという。
十三世紀には、三条件が示され、(1)イスラム教徒であると告白する(2)告白できなければ高額な税金を納め、死後も家族・親族が永遠に納める(3)それができなければ殺害する――という過酷なものだった。その時にほとんどのコプト教徒が改宗したという。
コプト教徒らは当時、ギリシャ語とエジプト独自の古代王国時代からの言葉を混ぜた「コプト語」を使用、聖書もコプト語で書かれていたが、十三世紀、「アラビア語を話さない者は官庁から追放する、もしくは舌を切る」との命令が出され、コプト語の絶滅が図られた。
それ以来、コプト語はコプト教徒の間で秘密裏に受け継がれ、礼拝で歌う聖歌や、祈祷文の中で守られてきた。
強烈な迫害の中、よくぞ一割も残ったものだ。「コプト教徒こそ、本来のエジプト人で、イスラム教徒はサウジアラビアなどから移住してきたよそ者だ」と主張するコプト教徒の訴えが、今も耳の奥底で響いている。
(S)
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キリスト教を捨ててイスラム政府の役人にならざるを得なかったのだという。
十三世紀には、三条件が示され、(1)イスラム教徒であると告白する(2)告白できなければ高額な税金を納め、死後も家族・親族が永遠に納める(3)それができなければ殺害する――という過酷なものだった。その時にほとんどのコプト教徒が改宗したという。
コプト教徒らは当時、ギリシャ語とエジプト独自の古代王国時代からの言葉を混ぜた「コプト語」を使用、聖書もコプト語で書かれていたが、十三世紀、「アラビア語を話さない者は官庁から追放する、もしくは舌を切る」との命令が出され、コプト語の絶滅が図られた。
それ以来、コプト語はコプト教徒の間で秘密裏に受け継がれ、礼拝で歌う聖歌や、祈祷文の中で守られてきた。
強烈な迫害の中、よくぞ一割も残ったものだ。「コプト教徒こそ、本来のエジプト人で、イスラム教徒はサウジアラビアなどから移住してきたよそ者だ」と主張するコプト教徒の訴えが、今も耳の奥底で響いている。
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この記事へのコメント
1. Posted by ムスリム人 2009年02月09日 05:30
そして世界はイスラム化しイスラム教徒以外の人は重税を納める世界になる。
2. Posted by karu 2009年02月13日 22:15
コプト側の見方、おもしろいですね。エジプトのムスリムは、この記事内容の事、想像もしてないでしょう。皮肉なものです。
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