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　韓国の旅行業界は、自国民の海外旅行者は大幅に減ったが、その分日本人旅行者が約三倍にも急増し、韓国経済が不況ながら他の業界に比べると好調だ。この円高は春先までとみていたが、一向に下がる気配を見せず、しばらくは続きそうだ。韓流ブームで一時期大幅に伸びた韓国への渡航者はその後下降線を見せていたが、円高のおかげで急増している。韓流ブームの後続アイテムを探していた韓国の旅行業界は、円高のおかげで一息ついている状況だ。

　韓国旅行でのお勧めは、何といってもブランドショッピング。免税店で購入すると、普通でも２０％程度の価格差があったが、円高とセールが重なり、物によっては日本と比べると半額程度の安さになる。そのため、免税店は日本人客でごった返し、大繁盛である。

　韓国という国は、キムチと似ていて、旅行をすればするほど、また来たくなる国だ。中毒性があり、韓国の良さに魅了されると、リピーターになりやすい。たった二時間で行けるという手軽さと、日本と似ているようで似ていないという違和感、まだまだ残っている人情、夜でも出歩けるという安心感があるからだと思う。特に、ソウルは風水的にいえば、パワーが潜んでいるパワースポットで、見えない気があふれ、韓国旅行に行くたびにエネルギッシュな旅を実感できるからだと思う。

（志田康彦・京畿道九里市在住）

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