2009年02月28日
寒中水泳
家の近くの森は今、一面雪で真っ白。池も凍り付き、子供たちがソリで遊んでいる。何とも「ロシア」らしい風景だ。しかし、毎年「やめてくれ!」と叫びたくなる光景もある。
氷点下二〇度の中「寒中水泳」している人々がたくさんいるのだ。なぜロシア人はこんなことをするのだろうか?
「寒中水泳は健康にいい」と信じられているからである。実際泳いでいる人に聞くと、「血行が良くなる」、「風邪を引かなくなる」、「病気をしなくなる」など、「寒中水泳絶賛」の言葉が飛び出してくる。
しかし、こんな例もある。ニーナおばあさんの夫は、若いころから欠かさず池で水泳をしていた。しかし、彼は五十五歳で亡くなった。水泳をしていなかったニーナさんは、八十歳でなお健康体である。隣人のスベータさんは、寒中水泳信者でありながら「冷え性」で悩んでいることを知っている。
さらに決定的だと思うのは、池の水質である。森にリスがいる環境とはいえ、大都会モスクワの池はきれいなのか。
なぜこんなに熱心に「効能」を否定するかと言うと、ロシア人が「寒中水泳やらんか」と誘うからだ。氷点下二〇度で泳いで長生きするより、少し寿命が短くなっても暖かく暮らしたい。それほどモスクワの冬は寒いのだ。
(Y)
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氷点下二〇度の中「寒中水泳」している人々がたくさんいるのだ。なぜロシア人はこんなことをするのだろうか?
「寒中水泳は健康にいい」と信じられているからである。実際泳いでいる人に聞くと、「血行が良くなる」、「風邪を引かなくなる」、「病気をしなくなる」など、「寒中水泳絶賛」の言葉が飛び出してくる。
しかし、こんな例もある。ニーナおばあさんの夫は、若いころから欠かさず池で水泳をしていた。しかし、彼は五十五歳で亡くなった。水泳をしていなかったニーナさんは、八十歳でなお健康体である。隣人のスベータさんは、寒中水泳信者でありながら「冷え性」で悩んでいることを知っている。
さらに決定的だと思うのは、池の水質である。森にリスがいる環境とはいえ、大都会モスクワの池はきれいなのか。
なぜこんなに熱心に「効能」を否定するかと言うと、ロシア人が「寒中水泳やらんか」と誘うからだ。氷点下二〇度で泳いで長生きするより、少し寿命が短くなっても暖かく暮らしたい。それほどモスクワの冬は寒いのだ。
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