2009年03月03日

小澤征爾さんの自炊生活

オーストリアから

 三人の日本人女性が、ウィーン市内の韓国レストランで昼食を取りながら談笑していた。
 F夫人が突然、「外でレストランの中をのぞいている男がいるでしょう。物乞いかしら」。

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 F夫人がいう方向を見ると、確かに赤い毛糸の帽子をかぶり、リュックサックを背負った男が立っている。F夫人の表現が大げさとはいえないいでたちだ。
 ところが目を凝らして男を見ていたH夫人はびっくり。「何いってるの。小澤征爾さんよ」

 小澤さんは店に入ると、「プルコギとキムチをテイクアウトで」と注文した。夫人たちはまた驚いた。H夫人はもうじっとしていられない。小澤さんに近づくと、「小澤征爾さんですね。うれしいわ」と大歓迎。小澤さんは日本人女性たちを見て、「こちらこそ。僕はオカズを買いにきたんだ」という。

 ウィーン国立歌劇場音楽監督の小澤さんがウィーンで自炊生活をしていると知らなかった夫人たちは、またまたビックリ。

 さて、小澤さん、注文した料理を受け取ると出て行こうとしたが、背中のリュックのチャックが開いていた。H夫人が「リュックサックが開いていますよ」というと、「ありがとう。誰かがおいしい物を入れてくれないかと思って開けていたんだ」と言うと、プルコギとキムチが入ったビニール袋を提げて店を出て行った。

 それだけの話だが、三人の夫人たちは「天下の小澤征爾さん」と偶然に出会い、少々興奮気味で、その余韻にしばらく浸っていた。

(O)

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